初めての外壁塗装完全ガイド⑥～調査診断書と見積書が出来上がるまで～

　建物診断が終わった後、調査診断書と見積書を作成します。

　事務所に戻り、ドローンで撮影した屋根の写真を大きなモニター画面でもう一度チェック。撮影時のモニターでは小さくて見づらかった箇所や、その他割れや欠け等見落としはないか、撮影時に気づかなかった劣化はないかを確認します。

　外壁や付帯部は、建物診断を行いながら劣化状態を写真撮影、気づいた点をメモをとるようにしています。こちらも再度、写真をチェックし劣化状況の再確認を行っています。

　建物診断時に撮影した写真と、ドローン撮影した写真を取り入れながら、現在のお家の状態や気づいた点、補修方法などを取りまとめて調査診断書を作成します。

外壁塗装の見積は、ほとんどの項目を㎡単価で出しています。

当然、面積により見積もり金額が変わってきますので、塗面積をいかに正確に出すかはとても大切なことです。

　すでに、見積書をとったことがある方は経験があるかもしれませんが、見積書に書かれている面積は会社により様々です。同じ家の見積なのに、どうして違うのか疑問に感じる方もいると思いますが、各社、算出方法が違うのでどれが正解でどれが間違いと断言するのは難しいかもしれません。

　広瀬塗装店では、お客様に見せていただいた図面、建物診断時に実測した窓やドアなどの実測値、写真を基に、二級建築士の資格を持つスタッフがCADを使って平面図と立面図を再度作成し、出来る限り正確な数字を出しています。

　見積の基礎となる面積の算出、調査診断書が出来上がったら、いよいよ見積書の作成です。

　広瀬塗装店では、外壁、屋根共に各３～５種類の見積書を作成しております。

　建物の工法（通気工法か直貼り工法か）、素地の状態、ひび割れなどの劣化の状態、旧塗膜との相性などにより、上塗り塗料だけでなく下塗り剤も異なってきます。

　また、どれくらいの頻度で塗り替えを考えているのか（何年くらい持つ塗料が良いのか）、どのような仕上がりをイメージしているのか（ツヤの有無やデザインなど）、どのような機能性を期待しているのか（汚れがつきにくい、遮熱効果があるなど）、予算はどれくらいなのか、お客様が１００人いれば１００通りの考えがあります。

　広瀬塗装店では、建物診断の結果とお客様のご要望を考慮したいわばオーダーメイドの見積もり書を提出しています。

　また、使用材料につきましても、一つのメーカーにこだわらず複数のメーカーから本当に良いと思う塗料だけを選んでご提案します。塗料メーカー出身の廣瀬だからこそのこだわりの一つです。

　建物診断書とお見積書を一冊にまとめたものをお客様にお渡しします。

　診断書を見せながら、建物の現状や劣化箇所の説明、考えられる劣化原因、補修方法などを詳しくお話しします。

　一通り説明が終わりましたら、続けてお見積書の内容を説明させていただきます。外壁・屋根それぞれ３～５種類の見積を出しますので、それぞれの塗料の特徴や今回お勧めする塗料の理由も詳しくお話しします。

　塗装工事が初めての人でも、分かりやすい説明を心がけております。分かりづらい点や疑問に思う点は、納得いくまで質問してください！何時間でもお話しさせていただきます（笑）

　お客様のご自宅もしくは事務所にて、ご説明をさせていただいております。お客様のご都合の良い場所をお選びください。

　２０２５年１月に事務所の１階部分を改装し、打合せルームに土足のまま入っていただけるようになりました♪

　色見本も多数取り揃えておりますので、ぜひ、事務所にもお越しください😊