屋根塗装で必要な縁切りとは?縁切りが不要な屋根はある?
2023/02/06
屋根塗装を検討中で、その中でも屋根瓦がスレート瓦の方に知っていただきたいことがあります。
それは、「縁切り」です。
この縁切りをするかしないかで、屋根の寿命が大きく変わります。
今回は、この縁切りについてご紹介します。
□屋根塗装に必要な縁切りとは?
スレート瓦の屋根をローラーで塗装すると、瓦が重なっている部分に塗料が入り込み、そのまま乾燥すると重なっている部分が塞がった状態になります。
「縁切り」は、乾燥後に塞がってしまった隙間の塗膜を切り、水の通り道を作る作業のことを言います。
なお、新築時にはスレート瓦は塗装しないため、新築後、初めて屋根塗装をする場合は、縁切りする必要はありません。
では、なぜ縁切りが必要なのでしょうか。
それは、雨漏りの原因になるからです。
縁切りは、手間のかかる作業ですが、縁切りせずに放置していると住宅を劣化させてしまいます。
屋根に降り注いだ雨水は、スレート瓦の重ね目の隙間を抜け出ることで屋根の中に溜まらない構造になっています。
しかし、重ね目の隙間が塗膜で埋まっていると、スレート瓦を伝い、屋根の中に雨水が侵入し、雨漏りの原因になってしまうのです。
雨漏りは、なかなか症状が目に見えづらく、気付いたときには重症化するまでに進行しています。
□縁切りが不要な屋根とは?
基本的に縁切りが必要ですが、中には不要な屋根もあります。
1つ目は、勾配が急な屋根です。
5寸から6寸勾配以上の急傾斜の屋根であれば、縁切りは不要です。
傾斜があることによって水はけが良くなり、塗料も溜まりにくくなるため、雨漏りする心配がありません。
2つ目は、経年劣化で反っている屋根です。
スレート屋根は、築7年から8年経つと、経年劣化するので先端が反りあがる場合があります。
3ミリから5ミリくらい反っている場合は、塗料が溜まることがないので縁切りはいりません。
屋根の反りは、日当たりの良い南側で最も起こりやすいです。
そのため、1面だけ縁切りせず、残りの面は縁切りするという場合もあります。
見積もりをする際、しっかりと屋根の点検をしてもらい、縁切りの有無を確認してもらいましょう。
□まとめ
今回は、縁切りについてご紹介しました。
きちんと縁切りをすることで雨漏りを防げるだけでなく、住宅の劣化も抑制できます。
しかし、縁切りが不要な場合もあるので、施工業者にきちんと確認してもらいましょう。
また、屋根塗装を検討されている方は、当社までお気軽にお問い合わせください。
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