こんにちは！三田市・神戸市北区・西宮市北部地域密着の戸建て住宅専門外壁塗装店、（株）広瀬塗装店です😊

外壁材・サイディングの施工法には、直貼り工法と通気工法の2種類があります。

直貼り工法とは、サイディング材を外壁に直接貼り付ける方法です。サイディング材と構造用合板の間には透湿防水シートが入っており、隙間がありません。この工法の特徴は、気密性が高く、水や風の侵入を防ぐことができることです。しかし、通気性が低いため、湿気や結露のリスクが高くなります。

通気工法とは、サイディング材と外壁の間に通気層を設ける方法です。通気層は通気胴渕と呼ばれる隙間で、空気の流れを確保します。この工法の特徴は、通気性が高く、湿気や結露のリスクが低くなることです。また、断熱効果も高まります。しかし、施工が複雑で時間がかかる場合があります。

直貼り工法と通気工法では塗料の選択が異なります。直貼り工法の場合は、サイディングと構造用合板の間に隙間がないため、湿気が逃げにくくなります。そのため、透湿性の高い塗料を使う必要があります。透湿性の高い塗料とは、水分や空気を通すことができる塗料のことです。透湿性の低い塗料や、厚みがつく塗料を使うと、塗膜が膨れたり剥がれたりするリスクが高くなります。

通気工法の場合は、サイディングと構造用合板の間に通気層があるため、湿気が逃げやすくなります。そのため、透湿性の高い塗料でも低い塗料でも問題ありません。ただし、状態が良ければシーラーで密着性を高めて、遮熱塗料などで熱を反射させると、劣化を防ぐことができます。

一目見ただけでは、直貼り工法か通気工法かの判断は難しいですが、判断を誤り選ぶ塗料を間違えると上に書いたような不具合が生じる場合があります。

弊社では、建物診断の際、直貼り工法か通気工法かの確認をし、お客様の外壁に合った塗料での塗り替えをご提案しています(*^-^*)