ひろせの日々是好日　水谷ペイントの新商品説明会に行ってきました！

　２０２５年水谷ペイントパートナー施工店製品説明会に行ってきました。

　水谷さんは毎年このような説明会を開き、いろいろな情報と商品知識をつけてくれるのでとても楽しみにしています。

　今回は、汚れの付きにくい塗料【ナノコンポジットＷ】が発売されて20周年とのこと。

歴史と功績をみると、

①世界初のナノテク外装用塗料

②業界初の産官学連携

③業界初の井上春成賞受賞

と素晴らしい功績がある。

　１９９６年に研究を開始し、２００４年に【ナノコンポジットＷ】を発売。その後に２０１０年【ナノコンポジットＷ防藻＋】　、２０１６年【ナノコンポジットＦ】を発売。そして２０２５年【ナノコンポジットＭＵＫＩ】を発売予定している。

　広瀬塗装店では、ナノコンポジットＷとナノコンポジットＷ防藻＋は汚れで困っているお客様にはおすすめしており、実績も十分あるので自信をもっておすすめしている商品です。

　ナノコンポジットは２０年前より無機有機ハイブリッドのラジカル制御型塗料であり、一歩先ゆくテクノロジーとコンセプトをもった塗料です。

　２００４年はYouTubeもなく、携帯はガラケーの時代です。その時代より実績を積み重ねてきている商品なので、安心してご提案ができる商品です。

　またナノコンポジットに使用している『ナノコンポジットエマルション樹脂』は石油系資源が大幅に削減され『地球温暖化対策』塗料でＳＤＧｓな塗料です。

　仕上がりは２～３分艶程度と落ち着いています。私のイメージでは、濃色になると少し艶がでてきます。特に旧塗膜がスタッコなどのゴツゴツした下地の場合は塗付量が増えますので、さらに艶がでます。(👈これは経験上の私の意見です。)

　さらに汚れの付きにくい【ナノコンポジットＷ防藻＋】は色の制限（濃色ができません😢）はあるが、業界NO1の低汚染塗料なので、外壁の汚れで悩んでいる方には特におすすめです。

　今年発売される【ナノコンポジットＭＵＫＩ】ですが、ナノコンポジットシリーズ塗料との使い分けをどのようにするかを考え中です。ナノコンポジットＷはふっ素並みの耐久性があると経産省から証明されています。では、ナノコンポジットＦを使用せずにナノコンポジットＷでいいのでは？など、塗料選定は難しいですね。

　いい塗料で期待対応年数が２０年の塗料メーカーが言っても、汚れると塗り替えを考えます。地震や台風で建物がゆれて外壁にひびが入った場合補修や塗り替えを考えます。

　期待対応年数が高い塗料は、色が変わりにくい性能がありますが汚れたり・ひびが入ったりすると塗り替えを考えます。よって、期待対応年数が高い塗料を使用するときには十分考慮してから採用してください。お客様より「こんなはずではなかった」「半永久持つって聞いていた」「３０年持つ塗料と言われた」と、よく聞く話です。

　今回の説明会で初めて聞いたことがあります。それは、ナノコンポジットＷと一般艶有り塗料を比べて約１０倍の透湿性性能があるとのことでした。

　透湿性性能を有する被塗物として、サイディングボード密着工法の外壁・基礎巾木・外塀などがあります。絶対に大丈夫な塗料はありませんが、少しでも安心できる塗料となります。

　最後に、近年脚光をあびている無機系塗料には４つのタイプがあることを教えてもらいました。

　

塗装工事は安くて簡単なものではありません。塗料メーカーの数も多く、各社がそれぞれの考え方で営業をしています。水谷ペイントのように技術力で攻める会社があれば、営業力を押す会社などさまざまです。

各メーカーのスタイルがあり、その商品種類も多く難しい工事が塗装工事です。

１０～１５年毎にする工事ですので、慎重に後悔のない塗装工事にしてください。