外壁塗装をする際、心配なのは仕上がり後の不具合ではないでしょうか。
せっかく外壁塗装をしたのに、すぐに色あせしたり、剥がれたりしてしまっては落ち込みますよね。
そこで、今回は外壁塗装でのトラブルやその対処法について紹介します。

□塗装後の仕上がりに関するトラブルについて

1つ目は、完成後の外壁の色味がイメージと違うことです。
外壁塗装をする際、一番悩むのは色選びではないでしょうか。
決める際も、色見本を見て選びますが、実際に塗装するとイメージと違って見えるということがよくあります。

このトラブルを防ぐためには、大きいサイズの色見本で色を確認することです。
小さいサイズの色と大きいサイズの色とでは、見え方が異なります。
そのため、できるだけ大きいサイズの色見本でチェックするようにしましょう。

2つ目は、塗装後すぐに剥がれたり、色あせしたりしてしまうことです。
塗装後1年経たずに塗膜表面が剥がれたり、色あせが生じたりした場合、以下の原因が考えられます。

・下塗材の塗装量が不足し、上塗材との密着性が弱くなっている
・高圧洗浄が不十分なまま下塗材を塗装した
・使用した塗料の下地の素材が合わないものを使用した

もし、1年経っていないにもかかわらず剥がれや色褪せが起きた場合は、塗り直しを依頼することをおすすめします。

□トラブルが起きたときの対処法

まず、何らかの不具合があった場合は、塗装業者に相談しましょう。
不具合の原因が業者のミスであった場合は、無料でやり直してもらえることもありますが、保証の条件もあるため、契約前にしっかり確認することが大切です。

また、手抜き工事や不当な高額請求をされた場合などは住宅リフォーム・紛争処理支援センターに相談する選択もあります。
建築士や弁護士が在籍しているため、リフォームに関する専門的な知識がある人に相談することができるため、安心です。

さらに、保険会社に相談するという方法もあります。
工事後、外壁塗装に問題が起きた場合、保証期間内であれば無償で補修してもらえる業者もありますが、万が一施工業者が倒産した場合、保証もなかったことになってしまいます。
そのようなリスクに備えたい方は、「リフォーム瑕疵保険」に加入することをおすすめします。

□まとめ

外壁塗装のトラブルには、「思っていた色と違った」や「剥がれ、色あせのスピードが早い」などが挙げられます。
イメージに近い色を選ぶためには、できるだけ大きい色見本で確認しましょう。
また、手抜き工事を防ぐために、ご自身がしっかり塗装の流れについて把握し、その都度工事状況を確認することをおすすめします。