築16年、初めての外壁塗装。傷んだサイディングを張り替え、ナノコンポジットWで新築の輝きへ
2026/08/20
目次
施主様のご紹介とお悩み
今回は築16年を迎え、ご自宅にとって初めての塗装工事をご依頼いただきました。当初、「外壁の汚れやチョーキング、ひび割れ、目地コーキングの劣化が気になっている」とご不安な様子でお話ししてくださったのを覚えています。
K様のお住まいがある兵庫県西宮市の北六甲台エリアは、山に近く自然豊かな分、季節の寒暖差や湿気の影響を受けやすい地域です。今回のお住まいの外壁材である「窯業系サイディングボード」は、表面の防水性が切れると湿気を吸い込み、一気に劣化が進行してしまうという特徴があります。だからこそ、ただ色を塗るだけでなく、今後の10年〜15年をしっかり見据えた「家を守るための処置」をご提案させていただきました。
【施工概要一覧】
項目 | 内容 |
|---|---|
塗装部位 | 外壁(窯業系サイディングボード)、屋根板金部、付帯部
|
外壁塗料 | 【下塗り】SDサーフエポプレミアム、【中塗り・上塗り】ナノコンポジットW |
外壁色 | 19-70A / 19-30A
|
屋根塗料 | 塗装無し(アスファルトシングルのため。※板金部分のみ塗装) |
屋根色
| 塗装無し |
付帯部塗装
| 軒裏、雨樋、破風板、シャッターBOX、水切り等
|
補修工事
| コーキング目地打ち替え・開口部増し打ち、サイディングボード補修(取り換え)、ベランダ床面保護塗装、室内扉の戸車補修
|
工事期間
| 16日間 |
プロの目:診断士が見たお住まいのサイン
お見積りをお出しする前に行う「お住まいの健康診断」。プロの視点でどのようなサインを見つけ、どのような判断を下したのかを解説します。
- チョーキングは家が水を吸い始めている危険信号!早期発見が肝心です。
- 屋根材がアスファルトシングルの場合、無理に塗らない「引き算の提案」が家を守ります!
広瀬塗装店からの提案
「10〜15年保たせたい」「防藻・防カビ機能が欲しい」というご要望にお応えし、外壁には汚れにくく高耐久な「ナノコンポジットW」を厳選しました。
さらに、お家を本当に長持ちさせるため、プロの視点から以下の2点をご提案しました。
- 「塗らない」という選択:屋根(アスファルトシングル)は不具合のリスクを避けるため全面塗装せず、板金部の塗装と釘抜け補修のみを実施。
- 「隠さない」根本治療:破損した外壁ボードは、上から塗って隠すのではなく、新品へ張り替え。
目先の綺麗さだけでなく、ご自宅の寿命を第一に考えた正直な最善策です
【こだわり工程:耐久性を生み出す徹底的な補修と塗装】
ここからは、実際にどのような工程でK様のお住まいを再生させていったのかをご紹介します。
高圧洗浄:塗料をしっかり密着させるための大切な下地づくり
塗装に入る前に、まずは高圧洗浄で外壁の長年の汚れや古い塗膜、粉(チョーキング)を徹底的に洗い流します。これは単に家を綺麗にするためだけではありません。壁の表面に少しでも汚れが残っていると、いくら良い塗料を塗ってもすぐに剥がれてしまうからです。ナノコンポジットWの性能を100%引き出し、壁にしっかりと密着させるための、塗装工事において最も重要な「下地づくり」の工程です。
損傷したサイディングボードの張り替え
破損してしまっていた外壁部分は、そのまま上から塗っても意味がありません。そこで、塗装工事のための足場を有効活用し、既存の12mm厚のサイディングボードを撤去し、新しいボードへ張り替える根本的な補修を行ってから塗装に入りました
こだわりの色選びと「ナノコンポジットW」による外壁塗装
外壁のお色選びで非常に悩まれておりましたので、ご納得いくまで何度もカラーシミュレーションを実施し、実際に塗料を塗った「塗板」を作成して仕上がりイメージをしっかりとご確認いただきました。
お好みの色が決定した後は、いよいよ塗装です。まずは下塗り材「SDサーフエポプレミアム」で傷んだ壁との密着力を極限まで高めます。続く中塗りと上塗りに採用したのは、水谷ペイントの「ナノコンポジットW」です。この塗料は無機成分と有機成分をナノレベルで複合しており、超低汚染性と高い耐久性を両立しています。外壁についた汚れが雨で洗い流されやすいため、K様がご希望されていた「10〜15年の長持ち」と「防藻・防カビ機能」をしっかりと叶えることができます。
屋根板金部の釘抜け防止と塗装
アスファルトシングル部分の塗装は控えましたが、金属部分である「板金部」はしっかりと塗装しました。その際、年月が経っても強風等で板金の釘が抜けてしまわないよう、一本一本シリコンで確実に留める安全処置を施しています。
塗装以外の小さなお困りごとも解決
工事の際、「室内ドアの動きが悪い」という塗装以外のお悩みをご相談いただきました。そこで、代表の廣瀬が副支部長を務める組合でお世話になっている信頼できる職人さんに相談し、戸車の交換作業をお願いしました。家全体のお困りごとを解決するのも、地域密着の施工店の使命です。
付帯部塗装:お家全体を引き締める細部へのこだわり
外壁だけでなく、軒裏や雨樋、シャッターBOXなどの「付帯部」も丁寧に仕上げました。長持ちさせるため「ケレン(下処理)」やサビ止めを徹底し、紫外線に強い高耐候性の塗料を塗布しています。さらに、エアコン配管カバーは一度外し、見えない裏側の壁まで塗装しました。この細かな部分への妥協のなさが、お家全体を新築のようにグッと引き締める秘訣です。
- 破損したサイディングボードの根本的な張り替え!
- 適材適所のコーキング使い分け(打替え・増し打ち)で、雨漏りリスクを徹底排除!
【完成(After)とお客様の声】
16日間の工程を経て、新築当時のように美しく、そして今後の過酷な気候にも耐えうる強靭な外壁へと生まれ変わりました。カラーシミュレーションを重ねて決定した「19-70A / 19-30A」のツートンカラーも、お住まいの雰囲気に大変よく調和しています。
「これ、どこに頼んだらいいの?」というちょっとしたお困りごとも含め、大切なご自宅のメンテナンスを私ども広瀬塗装店にお任せいただき、本当にありがとうございました。
初めての方も安心!外壁塗装のよくある質問(FAQ)
Q1. 外壁の色選びで失敗しないか不安です…。
A. カタログの小さな色見本だけで決めてしまうと、実際に大きな壁に塗ったときに「思っていた色と違う」と感じることがあります。広瀬塗装店では、今回のお客様のように何度もカラーシミュレーションを行ったり、実際の塗料を塗った大きめの「塗板」を作成して、太陽の光の下で確認していただいたりして、徹底的にお色選びをサポートします
Q2. コーキングの「打ち替え」と「増し打ち」は何が違うのですか?
A. 「打ち替え」は古いコーキングを全て取り除いてから新しいものを入れる方法で、外壁の目地などに行います。「増し打ち」は古いコーキングの上に新しいものを被せる方法で、サッシ回りなど、古い材を無理に剥がすとサッシや防水シートを傷つけてしまう危険がある場所に採用します。お家の部位によって最適な工法をプロが判断します。
Q3. 塗装工事のついでに、家のちょっとした不具合も相談できますか?
A. もちろんです! 今回の室内ドアの戸車交換のように、塗装以外の「どこに頼めばいいか分からないお困りごと」もぜひご相談ください。自社での対応が難しい専門的な作業でも、長年培ってきた地元の信頼できる職人ネットワークを活用し、しっかりと手配・解決いたします。
あなたの家も診断してみませんか?
外壁塗装は、単に家を綺麗に見せるためのものではなく、雨風や紫外線からご家族の安全な暮らしを守るための「鎧(バリア)」を作る工事です。壁を触って白い粉がついたり、細かなひび割れが見えたりしたら、それはお家がSOSを出しているサインかもしれません。
「まだ大丈夫かな?」「どの塗料を選べばいいか分からない」とお悩みの方は、ぜひ一度、プロの目によるお住まい診断をご検討ください。現状を正確に把握することが、失敗しない塗装の第一歩です。ご相談や調査は無料で行っておりますので、お気軽にお声掛けください。

